文部科学省・国土交通省所管 社団法人 日本海洋少年団連盟
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結索訓練
(ロープワーク)
皆さんは普段の生活の中で新聞を束ねたりお弁当を包んだり靴の紐を結んだりするのに無意識にいろいろな
方法で結んでいると思いますがその結び方を結索法 (ロープワーク)と言います。
索とは紐や縄と言う意味です。
船の上での作業やキャンプを多く行う海洋少年団では正確に、しかも手早く結ぶ方法を練習することを
結索訓練と言います。
結索法で重要なことは、
1.結びやすいこと。(同じ用途を目的とする結びはたくさんありますが、その中で結びやすいものを教えてます。)
2.解こうとしない限り絶対に解けないこと。(風や波などで簡単に解けるものは、結索法とはいえません。)
3.解こうとする場合には、簡単に解けること。(解きたいときに解けないものは結索法とはいえません。)
4.仕上がりが整い綺麗なこと。(大きな団子のようになったり、必要以上に結びを繰り返したものは結索法では
ありません。必要最小限の結びで十分に目的を達するものを教えています。)
たとえば、
ロープの端に結び目を作るためには
・止め結び(一度だけロープを結び、すべての結びの基本となる結び方です。)
・8の字結び(出来上がりが数字の8の形になります。)
・仲仕結び(大きな止め結びになります。)
など
ロープ同士をつなぎ合わせるには
・本結び(お弁当の包みや一般的にロープ同士をつなぐ時に用います。)
・一重つなぎ(太さや材質の違うロープをつなぐ場合に用います。)
・両はな結び(靴の紐やお弁当の包みに用います。)
・てぐす結び(釣りのてぐすをつなぎ合わせるのに用います。)
など
ロープの端に輪を作るには
・二重とめ結び(ロープを二つ折りにして止め結びを作ります。)
・もやい結び(結びやすく、解きやすく、確実な結び方です。)
・引き解け結び(片方のロープを引くと解ける結び方です。)
など
ロープの中間に結びを作るには
・よろい結び(重量物などを引くときに手や方を入れる輪を作るのに用います。)
・中間輪結び(登山のパーティーの中間にいる人が用いて連結するときに用います。)
など
ロープを携帯する時は
・えび結び(海洋少年団では大体この結びで携帯しています。
・棒結び(出来上がりが棒のようになります。)
など
などなど、まだたくさんの結びを教えています。